『ひまわり油』ってあまり聞いたことがないかもしれません。

でも、健康に良いと注目されているオリーブオイルに負けないくらいの良い油なんです。

 

そこで!

  • ひまわり油の種類
  • ひまわり油の脂肪酸組成
  • ひまわり油は体に良い・悪い?
  • トランス脂肪酸は?
  • 正しい選び方は?
  • おすすめのひまわり油は?
  • 美容目的に使ってもいいの?

などなど。今回の記事では、ひまわり油について詳しく紹介していきます。

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ひまわり油とは

ひまわり油とは、ひまわりの種から採れる油のことです。

世界的に見て食用としてはパーム油、大豆油、菜種油に次いで第4位の生産量です。

味はクセが無く、匂いも無く、さらっとしているので、どんな調理にも使いやすい油。

 

でも、ひとことにひまわり油と言っても、種類がいくつかあるので知ったうえで選びたいところです。

 

サフラワー油とは違う!!

ちょっとまぎらわしいですが、サフラワー油は紅花油のこと。

ひまわり油はサフラワー油です。

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ひまわり油の種類

ひまわり油を成分で分けると3種類。

原材料のひまわりの種に含まれている成分によって分けられています。

ハイリノールタイプ

リノール酸が多く含まれているタイプ。

昔はこれが主流でした。

 

リノール酸は体に必要な必須脂肪酸の1つです。

しかし、外食、カップ麺、惣菜、ファーストフード、お菓子、ドレッシング、マヨネーズなどに使われている油はリノール酸が多く、摂り過ぎが指摘されています。

ハイオレイックタイプ

オレイン酸が多く含まれているタイプ。

健康志向の高まりで、多く作られ始めています。

オレイン酸は体に良いと注目されているオリーブオイルにも多く含まれています。

ミッドオレイン

オレイン酸の割合が半分(50%)くらいのタイプ。

世界的に見て1番流通量が多いのがこれ。

脂肪酸の組成の違い

ハイリノールタイプ

  • 飽和脂肪酸10%
  • オレイン酸27%
  • リノール酸57%
  • αリノレン酸0.4%

 

ハイオレイックタイプ

  • 飽和脂肪酸8%
  • オレイン酸80%
  • リノール酸7%
  • αリノレン酸0.2%

 

ミッドオレインタイプ

  • 飽和脂肪酸9%
  • オレイン酸57%
  • リノール酸28%
  • αリノレン酸0.2%

ひまわり油は体に悪い?

どのひまわり油も体に悪いというわけではありません。

ハイリノール、もしくはミッドオレインのひまわり油であれば体に悪いです。

 

その理由は2つ。

  1. リノール酸の摂り過ぎ。
  2. リノール酸の酸化。

1.リノール酸の摂り過ぎ

スナック菓子、インスタント食品、コンビニ弁当、揚げ物、外食、惣菜などに使われている油にはリノール酸が多く含まれています。

そのため必要以上に摂りすぎていると指摘されており、体に悪いと言われる理由に。

リノール酸の摂り過ぎはアトピー、花粉症などのアレルギー、動脈硬化、心疾患を引き起こすということが報告されています。

2.リノール酸の酸化

リノール酸は加熱に弱く酸化しやすいため、調理すると過酸化物質が作られてしまいます。

過酸化物質を取り込むと、体が酸化されてしまうため老化が進むというダメージを受け、肌荒れ、動脈硬化、ガンなどを引き起こすとされています。

 

そのため、調理用の油としてハイリノール、ミッドオレインのひまわり油は選ばない方が良いでしょう。

ひまわり油に体に良いものがある?


他の油と比べても多くのビタミンEが含まれているので、アンチエイジング効果もあります。

 

また、ハイオレイックのひまわり油なら体に良い効果がほかにもあります。

多く含まれているオレイン酸は加熱にも強く酸化しにくく、悪玉コレステロールを下げる効果もあります。

ひまわり油を使うならハイオレイックのひまわり油の一択と言っても良いでしょう。

 

そのまま飲むと健康に良い?

ひまわり油は良いから、そのまま飲む!なんて噂が。

でも、オレイン酸は体の中で合成されるため、わざわざ飲むようなものではありません。

 

ビタミンEが多く含まれるのも、他の食品から摂った方が良いです。

油は油なので、カロリーも高いからです。

調理用の油として選ぶなら、かなり優秀なものですが、そのまま飲むのはやめておきましょう。

ひまわり油のトランス脂肪酸は?

ひまわり油はトランス脂肪酸が少ない油です。

ミッドオレインのひまわり油で100gに中0.2g含まれています。

(サラダ油、キャノーラ油は100gに中1.2〜1.5g)

 

とは言っても製法によって変わってしまうため、トランス脂肪酸が気になるのであれば製法にも注意して選ぶようにしましょう。

どれを選べば良いのかは後ほど。

 

トランス脂肪酸の危険性

トランス脂肪酸には危険性がある。と言われ続けています。

海外では食品中に含まれているトランス脂肪酸量を表示する義務がありますが、日本ではまだまだ規制はありません。

 

油を食用として作るときにトランス脂肪酸が発生し、悪影響が多く報告されています。

  • 記憶力の低下
  • アルツハイマー
  • 心筋梗塞などの心疾患
  • 動脈硬化
  • アレルギー

などがあり、なるべく減らすようにと言われています。

ひまわり油の選び方!

実際にひまわり油を選ぼう!と言う場合には、気をつけておくポイントがあります。

  • ハイオレイックタイプ
  • 低温圧搾(コールドプレス製法)

このポイントを押さえて選ぶと良いでしょう。

 

ハイオレイックタイプ

これは上にも書きましたが、オレイン酸は加熱しても酸化しにくいので調理に使うのであれば必須のポイントです。

ハイリノール、ミッドオレインタイプのものは選ばないようにしましょう。

 

低温圧搾(コールドプレス)

ひまわり油を作るときには、

  • 溶剤抽出⇒いろいろな化学薬品を使って、できるだけ多くの油を搾る
  • 高温圧搾⇒油をたくさん搾るため、高温処理する。
  • 圧搾⇒油を搾るときに、温度管理しない(伝統的な製法に多い)
  • 低温圧搾⇒原料の成分を壊さないように、低温管理しながら搾る。

 

溶剤抽出、高温圧搾ではたくさん油を搾ることができるので値段が安くなるというメリットがあります。

しかし、どちらも高温処理するため、ひまわり油の有効成分が壊れたり、トランス脂肪酸が増えるというデメリットがあります。

選ぶのであれば低温圧搾(コールドプレス)で作られているものが理想です。

 

遺伝子組み換え

まだ遺伝子組み換えで作られた食品が出た歴史は新しく、安全性が高い!という研究が少ないです。

油を選ぶときには、遺伝子組み換えかどうかというのは気にした方が良いかもしれません。

今のところ、ひまわり油は遺伝子組み換えで作られているものはありません。

おすすめのひまわり油は

上に書いた選び方のポイントでおすすめしたいものをいくつか紹介していきます。

国内産のひまわり油がおすすめ!

安心安全の国内産のひまわり油があります。

国内産なので輸送時間が短いので劣化しにくい!

海外製品は、どうしても輸入業者を介するので高い。そして怪しい・・・。

おすすめ1 ひたちのくに ひまわり油

  • ハイオレイックタイプ
  • 低温圧搾
  • 国産ひまわり
  • 750円/175g

国内産で唯一、低温圧搾で作っているもの。(他にもあればコメントお願いします)

ひまわり油を選ぶのであれば、値段も他のより安いし、もうこれで良いと思います。

アマゾンにも取扱いはありますが、ホームページから買った方が安いかも⇒とりで本舗

国産その2 北の輝き

  • ハイオレイックタイプ
  • 無添加製法
  • 北海道産のひまわり
  • 1400円/275g

国産その3 香々地(かがち)

  • ハイオレイックタイプ
  • 無添加製法
  • 大分県産のひまわり
  • 1300円/180g

国産その4 出雲ひまわり油

  • ハイオレイックタイプ
  • 無添加製法
  • 島根県産のひまわり
  • 670円/140g

揚げ物をするときは

揚げ物のように大量に使う場合、国内産のおすすめを使っていると高くついてしまいます。

また、国内産のような高品質のものは、揚げ物などの高温調理だと煙が出やすいです(発煙点が低い)。

煙が出ると有害物質が発生したり、料理の味を落とす原因に。

 

170℃くらいの低温でじっくり揚げるのであれば良いですが、それ以上だと煙が出る可能性が高いです。

そんなときのために、炒め物やドレッシング用は国内産のひまわり油

揚げ物用には他のひまわり油を用意。使い分けるのも良いと思います。

昭和産業 オレインリッチ

日本で販売されている1番有名です。

揚げ物をするとき用の使い分けであれば、これが1番おすすめ。

  • ハイオレイックタイプ
  • 製法については記載なし(溶剤抽出かな)
  • 450円/600g

ひまわり油をお肌・髪に塗ると!?

ひまわり油はビタミンEなど美容効果がある成分が豊富です。

そのため、お肌・髪に塗ることで保湿効果でツヤツヤになるなんて言われています。

 

他にもメイク落とし、マッサージオイルとしても使うことができます。

実際に、ひまわり油が使われているオイルは販売されています。

食用と美容目的のひまわり油は使いまわせる?

美容目的のものには、他にも原料が使われていることが多いため、食用にはしないように。

逆に食用のものを、美容目的に使うのは大丈夫。

ただし、品質の良い、上に書いたおすすめの国内産のものを選んで使うようにしましょう。

 

  • 美容目的のひまわり油⇒食用には使わない
  • 食用のひまわり油⇒美容目的に使える

*食用のものをお肌に塗る場合は、顔などにいきなり使わずに、腕や足など目立たないところに塗って問題ないか確認してから。

まとめ

ひまわり油については分かったでしょうか。

少し簡単にまとめてみると

  • ハイリノール、ハイオレイック、ミッドオレインの3種類がある。
  • ハイリノール、ミッドオレインは体に悪い
  • オリーブオイルの5倍のビタミンE
  • アンチエイジング、コレステロール値を下げる効果。
  • 品質が良いものは美容目的にも使える。
  • 低温圧搾で作られたもの、ハイオレイックタイプのものが選ぶポイント。
  • 1番おすすめは国内産の『ひたちのくに ひまわり油』

 

体に良い油なら、オリーブオイル!と注目されていますがひまわり油も負けないくらいの油です。

種類がかなり多く、偽物が出回っているオリーブオイルをわざわざ選ばなくても、ひまわり油を手にしてみてはどうでしょうか。