みなさんは調理するときに、どんな油を使っていますか?

日本で1番使われているのは、キャノーラ油ですが身体に悪いという噂は多くあります。

 

そこで!!!

  • キャノーラ油ってそもそも何?
  • キャノーラ油と菜種油の違い
  • キャノーラ油とサラダ油の違い
  • キャノーラ油という名前の由来は?
  • カロリーはどれくらい?
  • 脂肪酸の組成は?
  • キャノーラ油を使うメリットは?
  • キャノーラを使うデメリットは?
  • 身体に悪いというのはホント?
  • 代わりに選ぶ油は何がおすすめ?

などなど。今回の記事では、キャノーラ油について詳しく紹介していきます。

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キャノーラ油とは

キャノーラ油とは、菜種油(なたねあぶら)の1種で、日本の油の中で1番使われています。

菜種を品種改良して作られた『キャノーラ』を原材料とした油のことです。

ちなみに英語で言うと『Canola oil』で、そのまんまですね。

菜種油とキャノーラ油の違い

原材料となる菜種の品種が違うので、菜種油とキャノーラ油と区別した名前になっています。

また、作られ方が違うことがあります。

  • キャノーラ油は溶剤抽出で作られていて値段が安い。
  • 菜種油は低温圧搾、高温圧搾、溶剤抽出と作り方がいろいろで、値段は安い~高い。

菜種油とサラダ油の違い

  • 菜種(アブラナ)
  • 綿実
  • 大豆
  • ごま
  • 紅花
  • ひまわり
  • とうもろこし
  • 落花生

のうちどれかを原材料にして、JAS認定工場で作られると『サラダ油』という名前がつけられます。

サラダ油の原材料は多く、上記の9種類のうちどれかが使われていれば良いです。

キャノーラ油は菜種で作られているので、サラダ油の1種とも言えますね。

サラダ油の詳細は⇒サラダ油の「サラダ」の意味と由来!身体に悪い?代用するなら?

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キャノーラ油の名前の由来

キャノーラ油は、カナダで発明された油です。

もともとは工業用に使われていた菜種油を食用にできないか??ということで品種改良して作られたのです。

 

名前の由来は、『カナダ(CANADA)』と油を意味する『オイル(oil)』を合わせた造語です。

つまり、キャノーラにはカナダの油、カナダ生まれの油という意味があります。

キャノーラ油のカロリー

キャノーラ油のカロリーは

  • 大さじ1杯(12g)で約110kcal
  • 小さじ1杯(4g)で約36kcal

これはサラダ油、オリーブオイル、ごま油など他の油とほぼ同じです。

脂肪酸の組成

キャノーラ油の脂肪酸の組成は

  • オレイン酸60%(オメガ9系)
  • リノール酸20%(オメガ6系)
  • αリノレン酸10%(オメガ3系)
  • その他10%

 

オレイン酸(オメガ9系)

  • 加熱しても酸化しにくい
  • 抗酸化作用、動脈硬化、悪玉コレステロールを減らすなどの効果

リノール酸(オメガ6系)

  • 加熱すると酸化しやすい
  • 必須脂肪酸の1つだが、現代人は摂り過ぎていて問題視されている
  • 適量であればコレステロール値を下げる
  • 摂り過ぎでアレルギーを悪化させる

αリノレン酸(オメガ3系)

  • 加熱すると酸化しやすい
  • 必須脂肪酸の1つだが、不足しがち
  • 血液サラサラ、動脈硬化、ガン予防など健康に良いと注目されている

キャノーラ油を使うメリット

日本では1番使われているキャノーラ油ですが、使うメリットは何があるのでしょうか。

 

①値段が安い・・・とにかく安いのは魅力で、1.5リットルが数百円で手に入る。

②すぐ手に入る・・・よく売れているので、どこのスーパーに行っても販売しているのでいつでも手に入る。

③使いやすい・・・クセや風味が少なく、どんな料理にも合うため使いやすい。

④加熱してもいい・・・オレイン酸が多いので、加熱しても比較的酸化しにくい。(酸化については後述)

 

キャノーラ油は健康に良い?

  • オメガ3系であるαリノレン酸が、比較的多い
  • リノール酸とαリノレン酸は2:1の割合で、脂肪酸のバランスが良い

この理由で健康に良い油だよ。と言われることがあります。

 

αリノレン酸は不足しがちな脂肪酸で健康に良いのは本当です。

しかし、αリノレン酸は加熱に弱く酸化しやすいという特徴があり、本来なら生のまま摂るべきものなんです。*リノール酸も加熱に弱く酸化しやすい。

 

つまり、加熱で使うことが多いキャノーラ油に、αリノレン酸が多くても、脂肪酸のバランスが良くても健康に良いということはありません。

キャノーラ油を使うデメリット

次に、キャノーラ油を使うデメリットですが、ほとんどが身体に悪いというもの。

 

①酸化する・・・油は紫外線に当たると酸化してしまいます。容器が光をさえぎるようなものではありません。また、量が多く使い切るまで時間がかかるので、酸化しやすい。

②トランス脂肪酸・・・いろいろな危険性が指摘されているトランス脂肪酸が含まれています。

③遺伝子組み換え・・・原材料のキャノーラのほとんどが遺伝子組み換えで、ハッキリしていませんが危険性が指摘されています。

④身体に悪い研究報告・・・キャノーラ油を摂ることで、健康被害があるという研究報告が多数あります。

キャノーラ油は身体に悪い!どんな影響がある?

キャノーラ油は現在では身体に悪い油の1つとして考えられています。詳しくみていきましょう。

①酸化する

酸化すると過酸化物質が増えてしまうため、身体への悪影響が出ます。

肌の老化、血管の老化による動脈硬化などを引き起こすことが分かっています。

 

油が酸化する条件は3つ、加熱、空気、紫外線です。

キャノーラ油にはオレイン酸が多いため、加熱に対しては比較的強いです。しかし・・・。

  • 容器が大きく使い切るまで時間がかかるため、空気に触れる時間が長い。
  • 容器が遮光性ではないので、紫外線を浴びやすい。

という2つの理由から、酸化してしまうことが多いです。

 

これを防ぐためには、紫外線が当たらない場所に保管(キャノーラ油は冷蔵庫がおすすめ)して、長くても2か月以内には使い切ることが大事です。

②トランス脂肪酸

キャノーラ油は値段が安いので、作り方は簡単で大量に摂ることができる溶剤抽出という製法です。

ヘキサンという溶剤に油分を溶かし出してから、抽出するのです。

油を分けるために、高温処理をしてヘキサンを揮発させるのですが、この処理によってトランス脂肪酸が生成されることが分かっています。

 

トランス脂肪酸は身体への悪影響が多く報告されており、

  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • ガン
  • 不妊
  • 子宮内膜症
  • うつ
  • 認知症
  • 発達障害
  • 肥満
  • アレルギー

などの危険性があるとされ、アメリカなどでは食品にトランス脂肪酸がどれくらい含まれているのか表示義務があります。

 

*キャノーラ油の製法は溶剤抽出ですが、ヘキサンなどの溶剤、使われる薬品は劇物ばかりです。

商品となったときには、取り除かれていますが、残留性は?何かあったときは?などの危険性も指摘されています。

③遺伝子組み換え

原材料のキャノーラは遺伝子組み換えで作られていることがほとんど。

遺伝子組み換えで作られたものを食べることで、起こる悪影響はいろいろと言われています。

 

遺伝子組み換え作物の研究はされていますが問題なかったという報告があったため容認されています。

しかしながら、この研究は短く安全性に疑問が残ったままで、長期的で中立的な立場での研究が必要とされているという状態です。

いまだにヨーロッパなどでは遺伝子組み換えの作物は禁止されたままという国も・・・。

 

アメリカではガン、アレルギー、白血病、自閉症などが増加傾向です。

遺伝子組み換え作物が許可されている国なので、影響があるのではと言われています。

 

絶対に遺伝子組み換えが危険だ!と言いきれるわけではありませんが、安全だ!とも言い切れないため遺伝子組み換えされている原材料を使っているキャノーラ油を使うことは自己責任でしょう。

④身体にに悪い研究報告

キャノーラ油を摂り続けることで、身体に悪いという結果がでた研究がたくさんあります。

脳卒中が起こりやすくなる

高血圧のマウスに

  • キャノーラ油
  • しそ油
  • 油無し

を混ぜたエサを食べさせるという研究。

キャノーラ油のエサでは、脳卒中が起こるまでの期間が短くなり、コレステロール値も高くなった。

しそ油のエサでは、脳卒中が起こるまでの期間が長くなり、脳卒中の出血も小さくなった。

(参照:Comparative effects of plant oils on the cerebral hemorrhage in stroke-prone spontaneously hypertensive rats.)

内分泌をかく乱させる

高血圧のマウスに、キャノーラ油が混じったエサを与えるという研究。

テストステロン(男性ホルモン)の低下、精巣の遺伝子に影響を与え寿命を短くするという結果が出ています。

(参照:食用植物油によるステロイドホルモン代謝異常の標的分子探索と安全性評価に関する研究)

認知症

アルツハイマーになるマウスにキャノーラ油を継続して与えると、

  • 体重増加
  • 学習能力の低下
  • 記憶力の低下

を引き起こしたという結果が出ています。

アルツハイマーの原因と言われているタンパク質が、溜まりやすくなるためです。

参照:米テンプル大学研究グループ

ビタミンEを低下させる

キャノーラ油ベースのミルクを子豚に与えるという実験があります。

これによって、子豚のビタミンE濃度がかなり低くなる、血球数が減少という結果が出ています。

 

ビタミンEは抗酸化物質として、身体の免疫機能、老化防止などの役割があります。

このことからガン、血管の健康、免疫機能に影響を与えるのではないかと言われています。

参照:Canola Oil: the Hidden History

キャノーラ油の代わりに使うなら

上に書きましたがキャノーラ油は身体に悪いと言われ続けています。

とくに、心臓、血管系に与える影響は確実なので、代わりに使えるものを探したいですよね。

 

  • 揚げ物などに使う⇒エクストラバージン・アボカドオイル
  • それ以外に使う⇒エクストラバージン・オリーブオイル
  • オリーブオイルが苦手⇒ひまわり油、ココナッツオイル

これが今回の記事でおすすめしたい4つの油です。

油を選ぶポイント

  1. オレイン酸が豊富もしくは飽和脂肪酸が豊富⇒加熱で酸化しにくい
  2. 低温圧搾(コールドプレス)で作られている⇒トランス脂肪酸が少ない
  3. 遺伝子組み換えではない⇒未知の危険性が無い

基本的には、この3つのポイントを押さえたいですが・・・すべてを押さえるのは難しい。

とくに揚げ物に使う場合に、発煙点があります。

 

揚げ物をする場合は発煙点に注意

揚げ物をするときには、2.低温圧搾で作られている。というところには注意が必要。

精製せずに作られている油は、エクストラバージンという表記、栄養分などが壊れずに残っている、トランス脂肪酸が少ないという特徴があります。

しかし、発煙点というものが低くなってしまうというデメリットも持っているのです。

 

発煙点というのは、高温にすると煙が出る温度のこと。

油を熱して煙が出ると、変質してしまって臭い、味が悪くなるだけでなく健康にもよくありません。

高温の揚げ物に使う場合には、精製しているものを選ぶ(ピュアオイルなど)ということも考えないといけません。

おすすめその① オリーブオイル

キャノーラ油の代わりに使いたい1番の油にオリーブオイルがあります。

オレイン酸が豊富で、身体に良いと注目を集め続けています。

選びたいのはエクストラバージンオイルという表記があるものですが、揚げ物に使う場合は注意。

 

エクストラバージンのオリーブオイルは発煙点が低いという特徴があるので、

  • 揚げ物は160~170℃程度でジックリ揚げる。
  • エクストラバージンでは無いピュアオイルを使う。

もしくは高温で揚げ物をする場合には、アボカドオイルを使うという使い分けがおすすめです。

おすすめその② アボカドオイル

アボカドオイルもオレイン酸が豊富で、加熱に強いです。

とくに発煙点がかなり高いので、揚げ物、中華など高温調理をする場合には1番のおすすめはこれ!!

もちろん揚げ物以外の加熱調理に使うのも良いですよ。

 

低温圧搾で遺伝子組み換えではないものを選びましょう↓↓

おすすめその③ ひまわりオイル

ひまわりオイルには、オレイン酸を多く含むもの(ハイオレック)が開発されています。

精製されていない(エクストラバージン)ものは、発煙点が高くないので揚げ物は160~170℃程度でジックリ揚げましょう。

 

  • オリーブオイルが苦手。
  • オリーブオイルは種類が多すぎて選べない。

という場合に選んでみると良いでしょう。

 

○オレイン酸が豊富、低温圧搾。遺伝子組み換えではない。揚げ物は低温でジックリ。

この場合に使うおすすめは『北の耀き』。国産のひまわり油です。

 

○オレイン酸が豊富、遺伝子組み換えではない。高温で揚げ物をしたい。

この場合に使うおすすめは『ハイオレックひまわりオイル』

おすすめその④ ココナッツオイル

ココナッツオイルは、植物だけど飽和脂肪酸が多いという特徴があり、加熱では酸化しにくいです。

ただし、精製されていないものは発煙点が177℃くらいなので、高温の揚げ物には向いていません。

 

  • ココナッツの香りが好き
  • オリーブオイルが苦手
  • ひまわりオイルが苦手

などがあれば、ココナッツオイルを手にしてみましょう。

 

飽和脂肪酸が豊富、低温圧搾で作られている、遺伝子組み換えではない。

3つのポイントを押さえているものは↓↓

 

遺伝子組み換えではないという表記はされていませんが・・・。人気で精製されている(揚げ物に使える)ココナッツオイルです↓↓

 

まとめ

キャノーラ油が菜種油の1種で、身体に悪いものということは分かったでしょうか。

とくに心臓、血管系への影響は多く報告されています。

 

安くて、クセがなくて使いやすい油なのですが、健康のことを考えるなら代わりの油を使いたいですね。

  1. 酸化しにくい
  2. 低温圧搾(トランス脂肪酸がゼロ、もしくは少ない)
  3. 遺伝子組み換えでは無い

この3つのポイントを覚えておいて、油選びをすると良いでしょう。