半夏生(はんげしょう)という言葉を聞いたことがありますか?これには一体どんな意味と由来があるのでしょうか。

 

また、半夏生の日に食べられるのはたこなんですが、一体なぜ食べられているのでしょう。他の食べ物は何があるのか、半夏生について紹介します。

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半夏生はいつ?

半夏生(はんげしょう)は昔では夏至の日から11日目だったのですが、現在では違います。太陽の通り道と地球の赤道を真っ直ぐ伸ばした線との角度(黄経)が100°になったときと決められています。

 

2017年の半夏生・・・7月2日

2018年の半夏生・・・7月2日

2019年の半夏生・・・7月2日

2020年の半夏生・・・7月1日

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半夏生はどんな時期

半夏生の時期は梅雨の後半くらいです。毎日のように雨が降り、とくにこの時期に降る雨のことを「半夏雨(はんげあめ)」と呼びます。大雨になることが多いと言われています。

 

昔は夏至から半夏生の時期くらいに田植えが行われていました。忙しい時期だったので、あまり夏至や半夏生の風習が残されていないようです(あるのはあるが、有名ってほどではない)

 

昔は二期作をしていたのが主流で、田植えがおそくなっていました。また、用水路などの整備が出来ていなかったので、梅雨の雨で水が増えないと田植えが出来なかったからです。

 

地域によりますが、現在では田植えは半夏生よりも1ヶ月早くて田植えをしています。

半夏生の意味は?

半夏生は暦の区切り方で雑節(ざっせつ)の1つに当たります。雑節には有名なものでは彼岸、土用、節分なども含まれています。

 

雑節は季節の移り変わりを適確にする意味が込められて作られた特別な日なんです。

 

数字だけで作られた日付よりも、季節を表す言葉で表現することでどんな日、どんな時期なのかを感じれるようにしていたんですね。

半夏生の由来は

半夏(はんげ)という植物からきているという説があります。この半夏は別名で烏柄杓(カラスビシャク)とも呼ばれています。

 

これが生える時期が半夏生に当たります。つまり「半夏が生える」→→「半夏生」ということです。

 

半夏は根元の部分が薬として扱われており、漢方薬などに含まれているのです。効果はコレステロールを吸収を抑える、痰を出しやすくする、つわりに効果があります。

 

もう1つの説は「ハンゲショウ」という植物が育つ時期というものです。別名は「片白草」とも呼ばれています。

 

この植物の葉っぱの半分だけが白くなることから、「半分だけ化粧をしている」→→「半化粧」→→「半夏生」へと変化しました。半夏生の由来はどちらも植物から来ているんですね。

半夏生の食べ物は

半夏生は田植えが終わる頃なので、田植えに関係した食べ物を食べたり、神様に感謝のお供え物をしていたようです。

 

また、夏至で食べられるものと被っているものも多いです。

 

小麦餅

奈良県、関東では小麦ともち米で作られる小麦餅を食べています。これは、田植えを無事に終えることができたことを感謝して神様にお供え、一緒に食べたことが由来です。

 

タコ

関西ではタコを食べる風習があります。これはタコの足のように稲の根が、しっかりと地面に絡みつくようにという願いからです。

 

それと、タコには疲労回復に効く栄養が豊富なので、田植えの疲れを癒す意味もあります。

 

タコを売る人たちは半夏生にタコを食べることを広めようと頑張っているところです。

焼きサバ

福井県では昔の殿様が田植えを頑張っている農民たちにサバをふるまったという話が残っています。

 

これが今でも残っており、半夏生には焼きサバが福井県では食べられています。

 

芋汁

長野県では半夏生の日に芋汁を食べるそうです。なぜ食べるのかまで分からなかったので、知っている方はコメントお願いします。

 

うどん

香川県では半夏生でもうどんを食べます。収穫された小麦を使って、田植えを頑張った人たちにふるまったことからです。

 

他にもある?半夏生の風習は?

他にも半夏生の風習はあるので紹介します。昔は夏至から半夏生にかけて田植えを行っていました。

 

そして半夏生の後には田植えはしないという風習がありました。半夏生の後には天から毒気が降ってくると考えられて、井戸に蓋をしていたのです。

 

また、半夏生の日に採った野菜は食べないという風習もあります。

 

三重県では半夏生の後にハンゲという妖怪が徘徊しているので、農作業はしないというものまであります。

 

田植えは半夏生まで終わらせてしまって、それ以降は少しお休みするという意味があったと考えられています。

長野県では農作業をしないというのではなく、「ハンゲニンジン、ナワシロゴボウ」と言いながら人参とゴボウの種をまく風習があります。

 

まだまだマイナーな半夏生なので、広まってはいません。これからどれくらい広まっていくのかは分かりませんが、数年後にはみんながタコを食べているかもしれません。

 

節分の恵方巻みたいに、一気に全国に広まったようにイベントはみんな大好きだからです。今後どうなっていくのか、毎年気にして見てください。