ワインのイベントと言えば、ボージョレーヌーボーの解禁日が有名ですよね。。

でも・・・そんなボジョレーヌーボーについてどれくらい知っていますか?

 

  • ボジョレーヌーボーの意味は?
  • なぜまずいと言われるの?
  • ボジョレーヌーボーの仕込み方は?
  • ボジョレーヌーボーの特徴は?
  • 今年の解禁日はいつ?
  • おすすめの種類は?
  • 美味しい飲み方は?
  • ボジョレーヌーボーには赤・ロゼ・白がある?

などなど。今回の記事では、ボジョレーヌーボーについて詳しく紹介していきます。

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ボジョレーヌーボー?ボージョレヌーヴォ?

  • ボジョレーヌーボー
  • ボジョレーヌーヴォ
  • ボージョレヌーボー
  • ボージョレヌーヴォ

これってどれが正しいのか知っていますか?

実は、すべて正解!

 

フランス語のスペルでは『Beaujolais nouveau』で、これを日本語にすると、ボジョレヌーボー、ボージョレヌーヴォあたりにになるためです。

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ボジョレーヌーボーはまずい!?

ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年イベントになっていますが、よく言われるのが『まずい』ということ。(好きな人はごめんなさい・・・)

 

ワインを飲みなれていない人からすれば、ワイン特有の渋み、味などに合わないということもあるでしょう。

しかし、ワイン好きな人からも・・・『まずい』と言われることがあるボジョレーヌーボー・・・。

 

これは、ボジョレーヌーボーが普通のワインと違った特徴をもっているワインだからというのが大きな理由になっています。

ボジョレーヌーボーとは一体どんなワインなのでしょうか。

ボジョレーヌーボーの意味

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ボジョレーとヌーボーにそれぞれ意味があります。

 

ボジョレー・・・フランスのブルゴーニュ地方南部にある丘陵地帯ボジョレーのこと。

ヌーボー・・・その年のブドウの出来栄えを評価する試飲用の新しいワインのこと。

 

つまり、ボジョレーヌーボーとは『ボジョレー地域で作られる試飲用の新しいワイン』という意味を持っています。

ボジョレーヌーボーはもともとは試飲用

ボジョレーヌーボーはその年のブドウの出来栄えをチェックするための試飲用ワインです。

数週間で仕上げるために、特殊な仕込み方法で作られているのです。

 

ワインを販売する業者に向けて作られており、これによってどれくらい仕入れをするのかというのを決めています。

業者向けの試飲用だったのですが新しいワインができた!!という解禁日をイベントとして宣伝、販売することになりボジョレーヌーボーを飲むということが一般の人達に広がっていきました。

ボジョレーヌーボーの仕込み方法

採れたブドウを、その年に試飲用にしないとだめなので仕上げるのに時間がかかっては間に合いません。

そこで、ボジョレーヌーボーは、マセラシオン・カルボニック(MC)法によって数週間で急速に作られています。

 

  • ブドウをそのまま発酵させる
  • 少し高温にして発酵スピードをアップさせる

ということが、ボジョレーヌーボーならではの作り方。


マセラシオン・カルボニック(MC)法

ブドウ収穫⇒ブドウをそのまま炭酸ガスが充満したタンクに投入⇒ブドウ自体の酵素で発酵⇒潰して、絞る⇒酵母でアルコール発酵⇒濾過⇒瓶に詰める

 

普通の赤ワインの場合

ブドウ収穫⇒果梗(かこう)を取り除いて皮を破る⇒酵母でアルコール発酵⇒濾過⇒瓶に詰める

ボジョレーヌーボーの特徴

ボジョレーヌーボーの特徴は

  • 少しだけ炭酸ガスを含む(仕込みで炭酸ガスを使うため)
  • 果梗由来の渋みがある(丸ごと発酵させるため)
  • 色が薄い(仕込み時間が短いため)
  • 香りが弱い(仕込み時間が短いため)
  • 渋みが弱く、口当たりがさっぱり(タンニンが少ないため)
  • 保管していても、熟成されない

 

また、保管すればするほど熟成されるなんてことは無く、早く飲んでしまわないと風味が弱くなってしまうというのも特徴の1つです。

※果梗(かこう)はブドウを食べて終わったら残る、細い枝みたいなやつのこと

ボジョレーヌーボーがまずいと言われる理由


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ボジョレーヌーボーの特徴は上に書いたとおりです。

その中でも、

  1. 果梗(ブドウの芯)由来の独特な渋み
  2. 香りとタンニンが少なくさっぱり

この2つがボジョレーヌーボーはまずいと言われる大きな理由でしょう。

 

とくに熟成させる期間が短いので、香りとタンニンが少なくワイン好きには物足りないと感じる人も多いのです。

ただ、さっぱりとして飲みやすいということで大好きという人も多いワインでもあります。

 

ボジョレーヌーボーがまずいと言われることがある理由は分かったでしょうか??

まだまだボジョレーヌーボーに関する豆知識はたくさんあります。美味しく飲む方法やおすすめの種類も紹介していきます。

ボジョレーヌーボーの解禁日

ボジョレーヌーボーには解禁日があります。

解禁日は11月第3木曜日です。この日の午前0時(深夜12時)に販売されます。

  • 2018年は11月15日
  • 2019年は11月21日
  • 2020年は11月19日
  • 2021年は11月18日
  • 2022年は11月17日

 

先進国の中では日本が1番早く販売されるため、間に合うようにワインの輸送方法としては珍しく空輸されています。

なぜ解禁日があるの?

ワインメーカーが少しでも早く販売して、利益を!と競い合ってしまい、最終的にはワインになっていないものまで販売される事態に

これを防ぐために、ボジョレーヌーボーを販売してもよいという解禁日が作られたのです。

解禁日を守らなかったらダメなの?

実は、フランスのACO法という規制によって解禁日が決められていますが、日本で破って早く販売しても法的に罰せられることは実はありません。

でも、ボジョレーヌーボーは税関を特別に通しているため、解禁日を守らない場合には配送を中止される可能性があるので解禁日を守っているようです。

ボジョレーヌーボーで1番盛り上がるのは日本

輸出されるボジョレーヌーボーの50%が日本で消費されています。

ボジョレーヌーボーを毎年イベントとして日本人に受け入れられて消費しまくっている理由はいくつか考えられます。

 

  • マスコミが大きく取り上げる
  • 先進国で1番に飲める
  • 年に1回だけのイベント
  • その時だけしか手に入らない、出来立ての初物

など。日本人の心にヒットしているのでしょう。

ボジョレーヌーボーの美味しい飲み方

少しでもボジョレーヌーボーを美味しく飲むためのポイントがあります。


①温度は10℃くらいにする

常温から冷蔵庫に入れて1時間くらいで10℃前後になります。

普通のワインなら冷やしすぎると渋みを強く感じますが、ボジョレーヌーボーは渋みが弱いので大丈夫。

 

②ワイングラスの飲み口は小さい

こちらもボジョレーの香りの弱さからで、飲み口が広がっているタイプのグラスだと香りが逃げやすいためです。

キュっとしぼんだタイプのワイングラスの方が香りを楽しめます。

 

③年内に飲む

ボジョレーは若いワインなので、寝かせておいても美味しくはなりません。

古くなるほど味が劣化してしまうので、できれば年内に早めに飲んでしまいましょう。


④開けたら飲みきる

ワインは開けてから酸化がどんどん進んで、味が劣化していきます。

ボジョレーヌーボーも同じなので、できるだけその日に飲みきってしまいましょう。


⑤おつまみは濃くないもの

ボジョレーは軽いため、味の濃いものをつまみにしてしまうと負けてしまいます。

白身の魚や、塩味の焼鳥、魚介類、チーズ、和食などあっさりとしたものであれば何でも合います。

ボジョレーヌーボーのおすすめ種類

ひとことにボジョレーヌーボーと言っても種類がたくさんあって、迷うかもしれません。

いくつかおすすめを紹介しておくので参考にしてみてください。

ジョルジュ・デュブッフ

とりあえず迷ったらこれで良いかも。

ジョルジュ・デュブッフはボジョレーヌーボーを世界に広めた人で、このシリーズは代表格とも言えます。

ドミニク・ローラン

ドミニク・ローランもともとはパティシエでした。

それがブルゴーニュ地方TOP5に入るといわれるくらい有名なワインを作ると評価されています。

ルロワ

超有名なロマネコンティと肩を並べるほどという評価を得ているワインの名門。

タイユヴァン

パリの最高峰レストランの『タイユヴァン』で選ばれている特別なワインです。

ちょっと特別なボジョレーヌーボーを飲んでみたい場合に。

上級なボジョレーヴィラージュヌーボー

ボジョレーヴィラージュヌーボー(Beaujolais Villages nouveau)というものがあります。

フランスのソーヌ=エ=ロワール県の8か村とローヌ県の38か村で作られたものだけが、「ヴィラージュ」をつけて販売することができると決められています。

 

ブドウの収穫量やアルコール度数などが厳しく、ボジョレーヌーボーの上級なものという位置づけです。

この場合、ラベルに『ボジョレーヴィラージュヌーボー』と表記になっているので、気になる方は飲んでみてはどうでしょうか。

ボジョレーヌーボーには赤・ロゼ・白がある?

ボジョレーヌーボーとして販売されているのは赤ワインとロゼワインだけです。

ボジョレーヌーボーという名前で販売することができるのは、ボジョレー地域で作られたガメ種というブドウを使ったものだけ。

ガメ種からは白ワインを作ることができないんです。

 

そのため、ボジョレーヌーボーといえば赤ワイン、もしくはロゼワインということなり、白ワインはありません。

ボジョレーの白ワインはある

白ワインにできるのは、シャルドネ種というブドウで、ボジョレー地方では少ししか作られていません。

しかも、試飲用のヌーボーとしては作られておらず、普通の白ワインになっています。

 

ボジョレー地域の白ワインはあるけど、ヌーボー(試飲用の新ワイン)では無いよということです。

他の地域なら白ワインのヌーボーはある

ボジョレー地域のお隣に、マコン地域では白ワイン用のシャルドネ種がたくさん作られており、試飲用のヌーボーもあります。

この場合には、「マコンヌーボー」という名前で販売されているので、白ワインのヌーボーが気になる方は探してみてはどうでしょうか。

ボジョレーヌーボーの評価・キャッチコピー

ボジョレーヌーボーが毎年仕上がると、評価とキャッチコピーが発表されます。

これはワインを販売する会社、品質委員会が出来はこれくらいですよ!というアピールで販売促進するためのものです。

 

販売促進のために発表されるので、『悪い』という表現はされないので、何年に1度の出来!!なんてのが続いたりすることも・・・

あくまで話のネタくらいに思っておいて良いような気がします・・・

 

委員会の品質予想

  • 2002年「色付きが良く、しっかりとしたボディ」
  • 2003年「並外れて素晴らしい年」
  • 2004年「生産者の実力が表れる年」
  • 2005年「59年や64年、76年のように偉大な年の一つ」
  • 2006年「とてもうまくいった年」
  • 2007年「果実味が豊かでエレガント」
  • 2008年「フルーツ、フルーツ、フルーツ」
  • 2009年「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」
  • 2010年「果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた」
  • 2011年「3年連続で、偉大な品質となった」
  • 2012年「心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた」
  • 2013年「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ」
  • 2014年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」
  • 2015年「記憶に残る素晴らしい出来栄え」
  • 2016年「エレガントで、魅惑的なワイン」

 

販売業者の評価

  • 1983年「これまでで一番強くかつ攻撃的な味」
  • 1985年「近年にない上物」
  • 1992年「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」
  • 1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 1996年「10年に1度の逸品」
  • 1997年「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
  • 1998年「例年のようにおいしく、フレッシュな口当たり」
  • 1999年「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」
  • 2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」
  • 2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」
  • 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
  • 2003年「110年ぶりの当たり年」
  • 2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 2005年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」
  • 2006年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」
  • 2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」
  • 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
  • 2010年「2009年と同等の出来」
  • 2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
  • 2012年「偉大な繊細さと複雑な香りを持ち合わせ、心地よく、よく熟すことができて健全」
  • 2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
  • 2014年「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」
  • 2015年「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」

まとめ

ボジョレーヌーボーとはどんなワインなのか分かったでしょうか。

ちょっと簡単にまとめてみましょう。

 

  • フランスのブルゴーニュ地方、ボジョレー地域で作られる
  • ワイン専用ブドウのガメ種で作られる
  • もともとはブドウの出来を見るための試飲用
  • 数週間で作り上げるため、独特な仕込み方
  • 香り、渋みが弱くサッパリとしている
  • 果梗(かこう)ごと発酵するので独特な渋みがある
  • まずいと言われるのはサッパリしすぎで、独特な渋みのせい
  • 11月第3木曜日に解禁されるイベント
  • 日本で大量に消費されている

 

年に1度のイベント、お祭りなので楽しく飲めればよいのではないでしょうか!?