節分と言えば、「鬼は外!福は内!」の豆まきですよね。

この豆まきっていったいなぜ行うのか知っていますか?

 

今回の記事では、豆まきの意味と由来を紹介します。また、正しい豆まきのやり方も解説します。

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節分っていつ?

節分とは名前のとおり、『季ける』という意味を持っています。

節分は立春、立夏、立秋、立冬の前の日にあたり、1年に4回あります。

 

  • 2018年・・・2月3日、5月4日、8月6日、11月6日
  • 2019年・・・2月3日、5月5日、8月7日、11月7日
  • 2020年・・・2月3日、5月4日、8月6日、11月6日
  • 2021年・・・2月2日、5月4日、8月6日、11月6日
  • 2022年・・・2月3日、5月4日、8月6日、11月6日

 

うるう年の関係で毎年同じではありません。

現在では、豆まきをするのは立春前の2月3日だけです。(タイミングは夜)

どうして今では立冬前の節分(2月3日)だけ?

立春は新たな1年の始まりで大事に考えられていたので、行事が盛大に行われていたのです。

(昔は、2月からが1年の始まりだった)

 

そのまま、盛大に行われていたものだけ残り、他の3回は少しずつなくなっていきました。

そして立春前の節分(2月3日)だけで豆まきなどの行事が残った形となったのです。

 

今でも、2月3日の節分だけでなく、他の節分で祈願などの行事がある地域も残っています。

節分に豆まきをする意味

昔では、季節の変わり目は邪気が産まれると信じられていました。

そこで厄払い・魔除けの意味をこめて節分の行事が行われるようになったのです。

 

昔は、節分のときに年4回、厄払いの行事が行われていました。

それが上に書いたように少しずつ、立春前の節分(2月3日)だけが残りました。

豆まきの由来

節分の行事の始まりは、平安時代の宮中でした。

平安時代に鬼払いの儀式として「追儺(ついな)」と呼ばれるものが陰陽師たちによって行われていたのが由来とされています。

 

儀式では、鬼の格好をしているものを、役人が追い払うということを行っていました。

この時代では弓を使ったり、武器を使ったりして鬼を追い払っていました。

 

これが室町・江戸時代には、民衆に広がっていきました。

そして、いつしか豆をぶつけて追い払うということに変化していったのです。

 

なんで鬼が悪い象徴なの?

『おに』は『おん(隠)』という言葉からきたものと考えられています。

おぬ(隠)は、目に見えないもの、この世のものではないものとされていました。

 

人の手に負えないチカラ、災い、病気は『おぬ』=『おに』の仕業と考えられ、怖い存在の象徴になっていきました。

 

どうして豆まきになったの?

弓や武器が、変化していって豆まきになったのは説がいくつかあります。

①西暦900年くらいの故事

鞍馬山に鬼が出て暴れていました。

これに困って退治するときに、炒った大豆で鬼の目をつぶして、やっつけたという伝説が残っています。

②穀物の信仰

穀物(米や豆など)には、植えるとスクスクと大きく育って実って、命の源になります。

そこから『豆には生命力と魔除けのチカラがある』と信じられていました。

 

日本の昔にはいろいろな信仰があり、その中の1つの考えです。

③語呂合わせ

「豆 まめ」という言葉の語呂合わせとして「魔滅 まめ(つ)」につながるために使われるようになったとも言われています。

 

どの説でも、『豆』には魔を打ち払うチカラがあると考えられていたようです。

豆まきは、鬼(悪いもの)に豆をぶつけて、邪気を追い払って、1年間無事に過ごせるようにという意味がこめられているのです。

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節分の豆まきの正しいやり方

豆まきの正しいやり方を紹介します。(地域差はあるようですが、基本はこの形です)

大豆を準備

まずは炒った豆を用意して、枡(ます)の中に入れます。

(最近では炒ってある豆で売られているのがほとんどなので、しなくても良いです)

 

これを神棚があるならお供えしておきましょう。

神棚がなければ、頭より高い位置に置いておきましょう。

 

炒った豆にするのは、豆まき後にはすべての厄(悪い物)を受けていると考えられていました。

そこから芽が出てしまうと縁起が悪いと考えられていたためです。

 

豆まきをするタイミング

豆まきは夜に外が暗くなってから行いましょう。

鬼(悪いもの)は夜にやってくると考えられているためです。

声かけして豆まき

まずは玄関から1番遠い部屋から始めます。

部屋の窓を開けて、「鬼は外!」と言いながら、窓の外へと豆をまきます。

次に窓を閉めて、部屋の中に、「福は内!」と言いながら豆をまきます。

 

1部屋終わったら、次の部屋です。

これを玄関に近づきながら、全部の部屋で繰り返していきます。

 

最後は玄関から外に向かって「鬼は外!」と言いながら、豆をまきます。

そして、玄関のドアを閉めて「福は内!」と言いながら、家の中に向かって豆をまきましょう。

 

豆をまいたら、鬼が入ってこれないように、窓や玄関を閉めるのを忘れないように「福は内!」ですよ。

 

地域、神社、お寺によっては鬼は神の使いと考えられているところもあります。

その場合は、「福は内!鬼も内!」のかけ声になります。

豆を拾って食べる

豆まきが終わったら、豆を拾って食べましょう。

食べる数は、自分の年の数+1個(数え年と同じ数)です。(これも地方によっては数え年と同じ数だけ食べるというところも)

 

豆を拾って食べると、身体が丈夫になって、風邪を引かなくなると考えられています。

まいた豆の後片付け

豆まきをしていて、枡に入ったまま残っている豆は捨ててはダメです。

神棚に供えて、神様からいただいたものなので食べてしまう方が縁起が良いからです。

 

これと同じで豆まきでまいた豆は全部拾っておいて、後日食べるのが良いとされています。

(豆まきのあとに食べるのは年の数プラス1個)

 

まいたものまで食べるのは・・・というのはあるかもしれません。

そこで、豆まきをしたあとに拾って食べても大丈夫なように、いつも部屋を綺麗にしておくと良いという考えもあるのです。

 

昔は外にまいた豆も本来ならば拾って食べていたとされています。

現在では無理でしょうから、鳥に食べてもらいましょう・・・

本来の豆まきは家長だけ

鬼のお面をかぶって、豆をぶつけられるのはお父さんの仕事という家は多いかもしれません。

でも、昔は豆まきをする人は本来ならば家長(年長の方)一人だけ行っていました。

 

ただ、現在はイベントとして家族全員で楽しめばよいと思います。

節分の豆知識

節分に関する豆知識はまだまだあります。

どうして鬼はあんな恰好をしてる?

鬼と言えば、角を生やして、トラ柄のパンツをはいています。

どうしてあんな恰好をしているのでしょうか。

 

これには、鬼門(悪いとされる方角)が北東であることが理由です。

北東は丑寅(うしとら)の方角

 

つまり、鬼門=丑寅。丑(牛)には2本の角があります。寅からトラ柄のパンツがきています。

鰯(いわし)と柊(ひいらぎ)も魔除けの意味

地域によっては節分に、「柊の枝に焼いた鰯の頭を刺したもの」を玄関に飾るところもあります。

これはそれぞれ「魔除け、厄除け」の意味を持っています。

 

  • 柊の枝は尖っているため、鬼を寄せ付けない
  • 鰯の頭を焼くと煙と臭いで、鬼を寄せ付けない

こういった意味から、魔除けとして昔から飾られてきたものです。

節分を英語で言うと

節分を英語で言うと「The day before the biginning of spring」です。

直訳するとは「立春の前の日」です。

 

ちなみに豆まきを英語で言うと「Bean-Throwing Festival」です。

直訳すると「大豆投げ祭り」ですね。

恵方巻はセブンイレブンが広めた

恵方巻という名前が出たのは1998年で、セブンイレブンが名付け親です。

ここから爆発的に広がっていき、恵方巻は定着しました。

 

恵方巻についての詳細はこちら

⇒⇒節分に恵方巻きを食べる意味と由来は?正しい食べ方とは!

3歳までは豆は危険!?

消費者庁がまとめた情報によると3歳以下の幼児が、豆やナッツを食べて事故が起こったのは6年間で20数件あると報告しています。

全国的にみると、もっと多い件数の事故が発生していると考えられます。

 

豆の破片が気道に入ってしまって、全身麻酔で摘出手術をしたりとなかなか重大な事故につながることもあるようです。

3歳を過ぎるくらいまでは、誤飲してしまう可能性が高いので、食べさせないようにと注意喚起しています。

東北は落花生が多い

東北は大豆ではなく、落花生を殻ごとまくという地域が多いのが特徴です。

これは昭和30~40年くらいに大豆から、落花生へと変化していったと言われています。

 

落花生になった理由は、後片付けが楽。後から食べるのに衛生的だから・・・だそうです。合理的ですね。

まとめ

節分に豆まきをする意味と由来については分かったでしょうか。

 

2月3日(2021年は2月2日)が節分です。

この日に『鬼(悪いもの)に豆をぶつけて、邪気を追い払って、1年間無事に過ごせるように』という意味を込めて豆まきが行われています。

日本で昔から行われてきた伝統行事なので、家族全員で豆まきを楽しんでみましょう!