大晦日には年越しそばを食べる人は多いですよね。

これってどんな意味があるのか知っていますか?

 

  • 年越しそばを食べる意味は?
  • 年越しそばの由来と歴史は?
  • 年越しそばを食べるタイミングはいつ?
  • 年越しそばは温かいの?冷たいの?
  • 年越しそばがいろいろな名前がある?
  • どんな具をのせると縁起が良いの?

などなど。今回の記事では、年越しそばについて詳しく紹介していきます。

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年越しそばとは

年越しそばとは、12月31日の大晦日に縁起を担いで食べられている日本独自の風習です。

ちなみに英語で言うと、「Buckwheat New Year’s Eve」です。

*Buckwheat:そば  New Year’s Eve:新年の前日

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年越しそばを食べる意味は

年越しそばを食べる意味には、いくつも説がありますが、どれも縁起をかついで食べられているのです。

①悪いことを断ち切る

そばは他の麺類よりも切れやすい食べ物です。

この切れやすいということから、「1年間に起こった悪いことから縁を切る」という意味を込められて食べられているという説。

②長生きする

そばは細長いことから、細く長く生きることに通じるので、「長寿を祈願する」意味があるという説。

③家族の縁が続くように

そばは細長いことから、「末永く家族の縁が続くように」の意味があるという説。

④お金が集まるように

昔は金細工や銀細工を作る職人が、そばをこねて作ったそば団子を使って、飛び散った金粉、銀粉をくっつけて集めていました。

このことから、「お金が集まりますように」という意味をもっているという説。

⑤健康であるように

そばは強い植物で、雨風に打たれてもすぐに元気になるものです。

このことら「健康でありますように」という意味があるという説。

⑥身体の毒素をとってくれる

昔はビタミンB1が不足して起こる脚気(かっけ)という病気が流行していました。

そばにはビタミンB1が含まれており、食べること不思議と脚気が治ったため、身体の中の悪いものを取り除いてくれると考えられました。

そこから「身体の毒を取り除いて健康を願う」意味をもっているという説。

年越しそばにはいろいろな呼び方がある

地方によっては年越しそばと言わないことがあります。

  • つごもりそば
  • 大年そば
  • 運そば
  • 大晦日そば
  • 晦日そば
  • 縁切りそば
  • 年切りそば
  • 寿命そば
  • 福そば
  • 思案そば

などがあります。

年越しそばの由来

年越しそばが現在のように大晦日で食べられるようになった由来についても、いくつか説があります。

三十日そば(みそかそば)

江戸時代中期に、商人の家では月末(30日)にそばを食べる「三十日そば(みそかそば)」という風習がありました。

月末には集金や棚卸があり、忙しかったので使用人のためにそばを出していたと言われています。

 

当時は毎月食べていたのですが、いつしか年末の大晦日だけに食べるということが残ったのが年越しそばの由来だという説。

運そば

鎌倉時代に博多に天承寺を建てた「聖一国師」と中国の貿易商である「謝国明」が年末に不況で飢えていた博多の人達にそばを振る舞いました。

その、次の年には博多はたくさんの貿易船がやってきて不況を乗り越えて栄えたのです。

 

それからは年末になると「運そば」を食べる風習が根付いて、やがて全国へと広がっていったという説。

増淵民部

室町時代に関東三長者の一人であった「増淵民部」が年末に、そばを食べて無病息災を祈願したという説。

これは後の三十日そばの由来になったとも言われていますが、「増淵民部」についての文献は少なく、詳細は不明です。

江戸時代にそばが大流行

現在の細長い形のそばになったのは、江戸時代に入るちょっと前くらいからと言われています。

それまでは「そばだんご」、「そばがき」のような形でした。

 

そんな、『そば』は江戸時代に大流行した歴史があります。

当時、大きな発展をしていたので職人さんたちがたくさん集まっていました。

「宵越しの金をもたない」というくらい多くの仕事があり忙しく働いていたのです。

 

そんな、職人たちがササッと食べることができる『そば』は当時のファーストフードとしてよく食べられるようになりました。

 

また、江戸時代には「江戸わずらい」と呼ばれるくらい脚気(かっけ)という病気が流行していました。

ビタミンB1が含まれているそばを食べると脚気にならないと噂が流れたため、そばを食べるということが大流行したのです。

 

庶民から幕府の偉い人たちまで、「そば」を食べることは広がっていきました。

みんな大好きだったので、大晦日に縁起をかついで食べるという風習が残されたのかもしれませんね。

年越しそばの食べ方

年越しそばを食べるタイミングはいつ?

それでは年越しそばはどのタイミングで食べるのが良いのでしょうか。

答えとしては、大晦日の間に食べるのが良いです。

  • 大晦日の朝に食べる
  • 大晦日の昼に食べる
  • 大晦日の夜に食べる
  • 年を越すちょっと前に夜食として食べる

 

12月31日であれば、朝であろうと、昼でも夜でも食べるタイミングとして間違いではありません。

その年に合った悪いことから縁を切るために食べるという意味があるからです。

逆に、0時をまたいでから食べるというは縁起が悪いとも言われています。

 

しかし、年越しそばをいつ食べるのかというのに、独自の風習がある地域もあります。

  • 福島県の一部では、1月1日に年越しそばを食べる。
  • 新潟県の一部では、1月14日にそばを食べる。

温かいそば?冷たいそば?

年越しそばを食べるときに、少し迷うかもしれません。

温かいかけそば、冷たいざるそばでも、食べるのであればどちらでも良いです。

 

秋ごろにそばが収穫されます。

収穫されてまもない風味を感じることができるので、年越しではざるそばを食べるのが通(つう)だという人もいます。

年越しそばにのせる縁起の良い具は?

年越しそばにどんな具をのせようかな?と思うかもしれません。

縁起をかついで、食べる物なので、具も縁起の良いものを選んでみてはどうでしょうか。

ネギ

一年の苦労を「ねぎらう」いう意味がある。

油揚げ

油揚げ=きつね(お稲荷)の大好物と言われるものです。

お稲荷様は豊作、商売繁盛の神様なので、好物の油揚げをのせて願掛けしましょう。

エビ・エビ天

腰が曲がるまで長生きという意味

ごぼう

地中深くに伸びていく根の部分が食べるところ。

深く根を張って生きるという意味があります。

にしん

数の子の親でたくさん卵を産みます。

子だくさんに恵まれるようにという意味があります。

生卵でも、ゆで卵でも、卵焼きでも良いです。

黄色は金色につうじるので縁起が良い食べ物です。

カモ(鴨)

カモの夫婦は仲の良い鳥として有名なので、夫婦円満の意味があります。

年越し「そば」以外でも良い?

地域によっては「そば」以外を食べる習慣があるところもあります。

 

香川

うどん県ならでは・・・年越しうどんを大晦日に食べる人は20%以上だとか。

太く長く幸せにという意味を込めて年が明けてからうどんを食べようという運動もあります。

 

沖縄

沖縄ならでは・・・沖縄そばを食べる人が多い。

 

北海道

海の幸が豊富だからなのか、年越し寿司を食べる地域も。

 

ラーメン、パスタ

細く長くに意味があるならと、ラーメンやパスタを食べる人もいます。

とくに問題はありませんが、そばが古くからある風習なので、そこまでしなくてもという感じはします・・・。

喪中に年越しそばは食べて良いの?

喪中に食べても良いのか?と悩む人もいるようです。

年越しそばは、お祝いの意味があるわけではないので、喪中でも食べて大丈夫です。

 

ただし、紅白のかまぼこなどお祝いを意味する具は避けるようにしましょう。

まとめ

年越しそばとは、どんなものなのか分かったでしょうか。

ここまでのことを簡単にまとめてみましょう。

 

○食べる意味は、一年の悪いことを断ち切る、長寿、家族の縁が続く、お金を集める、健康であるように、身体の毒素を出すということで縁起をかついでいる。

○由来は、江戸時代に商人が月末に食べていた三十日そばという説が有力。

○食べるタイミングは、12月31日の大晦日ならいつでも

○具は、エビ、卵、ゴボウ、油揚げ、ネギ、にしん、カモは縁起が良い

○喪中でも、年越しそばは食べて大丈夫

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